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Posted by スターリンクさがみ運営事務局  at 

2016年03月04日

霊なんてもう出


 私は怒りよりも動揺の方が強かった。

 どこかで決着をつけなければならないと思っていた矢
先だったからだ。

 ただ、真実を話すことには抵抗があった。

「どうするもこうするもないわ。あんなの嘘に決まって
るじゃない。坊主ってああいう説教が好きなのよ」

「そう、だよね」

 私は佐優梨と一緒で良かったと思った。

 もしも一人だったら住職に全てを話ていたに違いない。

 非科学的な霊に怯えて、人生を台無しにしてしまって
いたはずだ。

 佐優梨は淡々とした表情で言った。

「お墓参りだってしたんだし、てこない
わ。なんなら、どこかで御はらいしてもらったらいいし」

 その手もあるな、と私は思った。

 霊が出て来ても御はらいをすれば退けられる。

 別に霊に怯える必要はないのだ。

 チャカラララーン。

 タリラリララーン。  

Posted by 〆み  at 16:49Comments(0)

2016年03月01日

れそうだった

 私はバレー部が大好きだった。
 2年の秋。岡崎忍がreenex 效果陸上部からバレー部に転部してきた。
 バレー部ならレギュラーになと、岡崎忍は臆面もなく話した。
 運動神経の良かった岡崎忍は私からレギュラーの座を奪った。
 それだけでなく、岡崎忍は自分の嫌いな部員を排除していった。
 私が好きだったバレー部は岡崎忍によって壊されたと言っても過言ではなかった。
「そういう女よ。岡崎って」
「だけど、やりすぎじゃない?」
 私も岡崎忍に仕返しをしたいと思っていた。
 だが、泳げない人間を川に突き落すことには抵抗があった。
「大丈夫だって。川下りといったって穏やかな川だし、大人もいっぱい一緒にいるのよ。ちょっと水に入る程度よ」
 佐優梨は明るく言った。
 ちょっと困らせるくらいならと私は同調した。
 向こうは川下りのプロだ。
 安全対策だってき激光脫毛優惠っとしっかりしている。
 思えば、この予測が悲劇の始まりだったのだ。
  

Posted by 〆み  at 12:32Comments(0)